先週の話なんだけどね。
前日にデパ地下で買って帰った「ある時~ あははは~♪ ない時 ・・・。」っで有名な
『551蓬莱』の豚まんを日曜日のちょっと遅い朝食で食べた時のことである。 先ずは息子の分、2個を電子レンジで“チンッ”して、続いてオイラの豚まんが“チンッ”されて目の前に運ばれてきた。 息子に「熱いから気ぃつけて食べやぁ~」っと笑顔で言うと息子も笑顔でこたえる。 まさに551蓬莱の魔力「ある時、あははは~♪」なのである。 そして豚まんの底に貼りついた蒸し器にくっ付かないようにしてる薄い木でできた“何て言うの分からない”薄板をゆっくり丁寧に剥がず。 ここで慌てて雑に剥がすと豚まんの皮が“ガバーッ”っと大量に剥がれて中の具が露出してしまい、せっかくの豚まんのビジュアルが台無しになるので慎重に気をつけなければならない作業なのである。 そしてその剥がされた薄板はそこでお役目ご免とはならず、添付された“どこから切っても切れる”魔法のビニールに注入された練り辛子を豚まんに擦りつけた時に辛子を豚まんの表面に丁度いい具合に塗り伸ばすツールとしてその薄板が大活躍するのである。 まさにこれこそが「着眼大局」「海老で鯛を釣る」が如し「押してもだめなら引いてみな」的な発想の転換なのである。(いったい何が言いたいだ?オレ??・汗)
さてっ、ここまではどこの家庭にもありがちなアットホームな休日のちょっと遅めの朝食の風景であった。 しかしまさか、これから始まる悲劇のプロローグになるとは誰が予想できたことか~~!
♪ジャ~ジャ~ジャ~~ン♪(by火曜サスペンス劇場)
続きは、また来週~! (゚゚;)\(--;)・・・ってオイッ!
『続きを読む』まだまだ、話は続く。(w
※注意※ 大阪では豚まんと言う。他府県では肉まんと言うらしいが大阪では“肉”と言えば牛肉のことで豚肉のことはいちいち豚と表記するのが古くからの習わし。【太ってる人を“デブ”とは言わず“ブタ”というのも大阪流】(daioh語録・w)
豚まんとは物理学的にも不思議な特徴があり電子レンジで“チンッ”すると丸く温厚な風貌とは裏腹に内部からゆっくりと熱が伝達される「内に秘めた情熱」を兼ね備えたラテン系の性質をもつ物質なのである。 ようするに表面温度と内部の温度差が激しいということである。 そんな経験と知恵から息子に余裕の笑顔で「熱いから気ぃつけて食べやぁ~」と注意をしたオイラなのであったが、豚まんを持つ指先に鈍い痛みが徐々に走りだす。 これはあきらかに熱による痛みというか火傷である。 しかし息子に対して父親の威厳を守るためにもここで「熱ーーっ」と、叫びながら豚まんを皿に振り落とすことが果たしてできるであろうか? そんな大人げないことが本当にできるだろうか? できるわけがないっ!世間体を気にするオトナにそんなことできるわけがないーっ! ひたすら歯を食いしばり我慢したのであった「俺は男だーーっ!吉川く~んっ」っと心の中で叫びながら・・・。 そんなツライ状況の呪縛から早く解き放たれたいと一心不乱に平静を装い震える手を抑えながら練り辛子をぬり薄板で伸ばし、そして前方斜め43.5度の角度から勢いよく豚まんに噛みついたのであった。(俺は男だーーっ!吉川く~んっ)
その時であった~! ♪ジャ~ジャ~ジャ~~ン♪(by火曜サスペンス劇場)
まるで豚まんが“小さな手乗りサイズの火山”ではないかと思うほど内部から吹き上げるマグマが口の中を襲ったのである。 この世のモノとは思えないほどの灼熱地獄&生き地獄とはまさにこのことである。 いくら座右の銘が「不撓不屈」(by貴乃花)というオイラでも、たまったモノじゃない! 無条件反射的に「ぐわぁっ●▽@■%◇・・」っと言葉にもならない悲鳴と共に豚まんを振り落とそうとした、がしかし、中途半端に噛みついたもんだから豚まんが歯にへばり付き外れようとしない、オイラは獣の如くひたすら首を振ることしか出来なかったのであった・・・。 「だずげでぐでぇ~~~!」っと・・・。 一瞬の出来事だったのだろうがオイラにとっては時間が止まったほど長く感じたのであった。
食卓のテーブルに無残に転げ回る豚まん・・・
突然の父親の奇行に固まる家族・・・
楽しいはずのちょっと遅めの朝食だったはずなのに・・・
冷めた目で見つめる息子・・・
目すら合わさない妻・・・・・
口のまわりに練り辛子をつけたまま心の中で叫んだ 「オレじゃないっ、信じてくれーっ オレが悪いんじゃないっ、悪いのは全部この豚まんなんだーーっ」っと・・・。
つづく (続くのかよーっ!?)
いや・・・ウソです。(汗)
おわり。
【今日のひとこと】
卒業式シーズンだよね。(^^)
なんと言っても定番は『螢(ほたる)の光』だよね。 でも、いまでも卒業式に唄ってるのかなぁ~?
♪螢の光 窓の雪♪
♪書(ふみ)読む月日 かさねつつ♪
♪いつしか年も すぎのとを♪
♪あけてぞけさは わかれゆく♪
ところが、どうしてもこの“螢の光”を唄うと続けて“六甲おろし”を口ずさんでしまうのよね~。 しかもテンポ速めでぇ。(w
これを“甲子園ピッチャーノックアウト症候群”と名付けることにした。