久しぶりに尾道ラーメンの
『山長』にいってみた。
美味ければ流行るとは限らない、厳しいラーメン業界。
日進月歩につねに新しい味を追い求める店もあれば、頑なに伝統の味を受継ぎ守り続ける店もある。 山長はそんな後者の店である。
特別に飛び抜けた旨さではないが、トンコツと鶏ガラをベースに瀬戸内の小魚を加えたあっさりしているが深みのある味わいが「また、あそこのラーメンが食べたい」とふっと思わせるそんな「おふくろの味」的なのラーメンだといえる。
ただ、そんな頑なところが店内の薀蓄にも反映されている。 麺は「尾道ラーメン本舗はせべ」の使ってるとか、冷めないうちに早く食べろとか、大盛や替え玉はしないとか、スープはドンブリから飲むのがウマイのでレンゲは置いてないとか、スープに浮いてる背脂は脂抜きしてあるから安心して食べろとか、撮影禁止とか携帯電話はマナーモードにしろとか、とにかく大きなお世話だほっといてくれ!っと言いたくなるほど決まり事が書いてあるのである。 そして一杯分づつしか麺を茹でない拘りがあり店内の壁には達筆に「一茹入魂」っと貼ってある。(^^;;;
そんな拘りが嫌だというお客も居るだろうが、オイラはまったく気にならない。 拘りもなく緩慢な店よりよっぽどマシだと思うからである。
さてさて、今回は「尾道ラーメンにく増し」900円を注文。
にく増しとは俗に言うチャーシューメンのことである。(お昼のサービスメニューがなくなっていた・残念)
うんっ、いつものあの味である。「ホっ」とする味である。
一時、店舗が移転した当初は「うん?どうした??」っと思った時期はあったが、今ではあの味に戻ってる。っというかぁ~、時代と共に微調整はしているだろうが変わらない味を醸し出している。(^^)
ただ・・・、肉増しを注文したせいだろうが? 叉焼の塩分が染み出たのか?ちょっといつもよりしょっぱい感じがした。 そのしょっぱさもしつこい塩っけで後味がいつまでも口に残る雑味に感じた。(オイラの体調かもしれないけど)
【総評】★★★☆
まあ、気になったのはそれぐらいなもので十分に許容範囲内なので問題なし~。 最後に「酢(酢橘)」を入れてもらって完スペしました。
はぁ~、美味しかった。 ご馳走さまでした。(^^)
『尾道ラーメン、山長』守口市寺内町1-3-5 アドバンスセイワビル1F
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